旧東海道を歩いたのは2008年から2009年の秋にかけてだったからゴールしてから既に6年以上が過ぎています。どうも、この歳になると時間の経つのも早く感じてしまうようです。
東海道ゴールの後、同じ仲間で姫街道を歩き、これが同じメンバーが揃っての最期の街道ウォークになりました。その直後から始めた静岡県相良から新潟県糸魚川に抜ける塩の道ウォークも2015年6月、足掛け6年目にしてようやく糸魚川にゴール。
次は中山道と思いながら半年以上が過ぎてしまい、このままでは年を取り過ぎてゴール出来なくなってしまうと、いよいよ本気になり計画を練り始めました。
毎度の事ではありますが、まずはルート調べが一番。これが分からないことには進めようがありません。しかし、中山道は前回の塩の道と違い、かなり資料も多く、左程の苦労もなく全行程のルートは確定できました。
東海道は53次ですが、中山道は69次あります。草津宿以西は東海道と考え67次となっている場合もあるようです。日本橋〜草津の距離は実測で520.3Km、三条大橋までは534Kmになり、これは東海道より40Kmほど長くなっています。

中山道69次

江戸:日本橋) - 板橋 - 蕨 - 浦和 - 大宮 - 上尾 - 桶川 - 鴻巣 - 熊谷 - 深谷 - 本庄 - 新町 - 倉賀野 - 高崎 - 板鼻 - 安中 - 松井田 - 坂本 - 軽井沢 - 沓掛 - 追分 - 小田井 - 岩村田 - 塩名田 - 八幡 - 望月 - 芦田 - 長久保 - 和田 - 下諏訪 - 塩尻 - 洗馬 - 本山 - 贄川 - 奈良井 - 藪原 - 宮ノ越 - 福島 - 上松 - 須原 - 野尻 - 三留野 - 妻籠 - 馬籠 - 落合 - 中津川 - 大井 - 大湫 - 細久手 - 御嶽 - 伏見 - 太田 - 鵜沼 - 加納 - 河渡 - 美江寺 - 赤坂 - 垂井 - 関ヶ原 - 今須 - 柏原 - 醒井 - 番場 - 鳥居本 - 高宮 - 愛知川 - 武佐 - 守山 - 草津 - 大津 - (京:三条大橋)
中山道で苦労するのは使える交通機関があまり無いという事に加え、宿の確保
碓氷峠を越えるまでは問題もありませんが、そこを過ぎて佐久あたりから諏訪湖に抜けるまではかなり苦労しそうです。今からそんなに先の事を考えても仕方ないので、取りあえずは初回の熊谷宿まで進みましょう。

ルート地図の作成

地図はガイドブックを片手に歩くのも嫌なので作ってみました。これは東海道の時と同じ方法ですが、唯一つ違うのは印刷が以前はA3レーザープリンタだったものが、今回はA4インクジェットになっていること。インクだから雨に濡れたら滲んで使い物にならなくなる可能性がありますが、これは濡らさないようにするしかないでしょう。幅は10cmもありませんが、長さは初回の熊谷宿までだけで3mを越えています。地図というものは自分の居場所が分かった上で役立つもので、地図上で自分の居る場所が分からなければ全く使えません。毎度の事で、この地図に加えてiPhoneのアプリ
「Geographica」を併用して自分の居場所を確認しながらの歩きになります。このアプリは優れもので、スタート地点からの距離などのメモを書き込んだ自作地図を入れる事も出来るし、国土地理院の地図をキャッシュしておくことも出来ます。その為に、圏外になっても地図が表示出来ます。山道が表示されていないGooglemapでは市街地を離れ山道に入ると途端に全く使い物にならなくなります。それにこうしたものが必要になるのは人に聞くことも出来ない山の中なのだから尚更です。これでルートのナビと地図に関してはほぼ完璧!。 これとは別にGPSロガーを持ち歩いています。これは自分の居場所のGPSデータを一定時間(または一定距離)毎に記録してくれるもので、意外と便利なものです。iPhoneにも同様の機能はありますが、バッテリーの消耗を考えると...
やはりiPhoneで記録を取る気にはなりません。この記録したデータの利用法はまたの機会に。

 日本橋〜熊谷宿までの地図 ダウンロード
4枚の地図を圧縮してあるので、Wクリックすれば解凍されて展開します。

 日本橋〜塩尻までの     GoogleMap

初回の予定

      1日目   日本橋〜浦和(約24Km)
      2日目   浦和 〜鴻巣(約24Km)
      3日目   鴻巣 〜熊谷(約18Km)
              宿は大宮駅前に2泊連泊の予定。