雲の上から

今日は来週の白馬岳登山のトレーニングも兼ねて富士山のお中道巡りに行ってきました。「お中道」なんて何の事か分からない方も多いと思います。
富士山の五合目あたりの標高(2400m前後)で富士山を一周している登山道が有ります。これをお中道と言いますが、昔は修験僧の修業の場としても使われていた道です。ここを50周して修行成就の記念の碑もありました。
 昔は人で賑わったであろう「お中道」も近年大沢崩れの崩壊が進み登山道も寸断され、一周する事が出来なくなってしまいました。その為に、このお中道も通る人も少なくなってだんだんと寂れて行ってしまいました。しかし、森林限界ギリギリの所にあるこの道の周りはシャクナゲを初め、コケモモ、その他もろもろの花が咲くほぼ平坦なハイキング気分で歩ける穴場とも言える散策路なのです。富士吉田よりスバルラインを登り途中から歩き始め(反時計回り)大沢崩れの渕まで行ってみましたが、凄いところです。いくら人間が止めようとしてもとても止めようもない自然の力を感じます。林の木もダケカンバやナナカマドが多いですから秋もまた紅葉で素晴らしい景色を見れることと思います。七月一杯はシャクナゲが咲き乱れているのではないでしょうか。

2002.7.21

欲張って歩いて10Km以上歩きました。いくら平坦なアップダウンのない道と云っても
標高2400mは結構からだに応えます。
疲れたーーー!!

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雲一つない富士山頂

お中道より富士山頂を眺める。今日は雲の上は快晴でした。一日中山頂が見えていました。
3枚の写真のつなぎ合わせ。つなぎ目が少し分かってしまうけど、我慢。

雲海に浮く南アルプスの山々。

南アルプスの主峰が殆ど見えます。最南部の上河内岳から聖岳、赤石岳、塩見岳、農鳥岳
間ノ岳、北岳、甲斐駒ガ岳、鳳凰三山。そして八ヶ岳。この雲の下の天気は
どうだったのでしょう。
こちらも3枚合成のパノラマ風。時間が有ればつなぎ目を分からなくするけど、
今回はこれでよしとする。

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