3年ほど前からグライダーの練習を始めた友人が昨年単独飛行の免許を取得しました。
その彼が
「乗せてやるゾーー!」と以前から言っていた事がようやく1月11日に実現。朝は曇り空で天気が心配でしたが、午後には快晴。富士川の滑空場に行ってみると飛び立ったばかりと言う事。すぐに降りてくるだろうと思っていたら今日はよほどいい上昇気流があるのか降りてきたのはその1時間30分後。待っている間にも何機も降りてきては飛び立っていきます。飛行機は元来好きですから見ていて飽きません。実はこの彼が始めた頃、自分もやってみようと思ったのですが、それだけの時間を確保するのは無理と思い諦めてしまいました。やっていれば今頃は一人で飛んでいられたのかなぁ、と思うと後悔もあります。「今からでも遅くはない!」、ウ〜〜〜ッ......。
(写真上)午後はご覧のように快晴。富士山もクッキリと見えていました。

(写真下)彼が今日のパイロット。この人昔から飛行機は好きでした。とうとう本物を操縦するようになってしまった。

(写真上)グライダーは推進の元になるものがありませんから空の上までセスナ機に引っ張っていって貰います。上空650mで切り離し、その後は風まかせ?。エンジン音も無く、聞こえるのは風を切る音だけ。これは快感です。これだけ上に上がると富士川の上からでも南アルプスの冠雪した北岳が見えます。その横には間ノ岳、農鳥岳。真っ正面には富士山。
「うぉーー! 最高の景色ジャン!」
富士川の上の方には富士宮市、そのむこうには朝霧の毛無山。今迄に登った山が一望できます。オット、今日は山の話ではないのだ!グライダーの話。
自分が座ったのは後部座席ですが、こちらからも操縦できるようになっています。当然各種の計器類も目の前にありました。この計器の見方を教えてもらってよく見てみると、毎秒1mくらいのペースで降下しています。二人乗りの為に重量もあり、少しくらいの上昇気流では上がる事は無理のようです。それでも、上昇気流に乗った瞬間体が持ち上げられる感じがします。当然その時は上昇、下降を示す計器はプラス側に振れています。
スピードも90Kmくらい出ているらしいのですが、スピード感を感じません。
(写真右)富士川町上空約600mからの富士山。
蒲原沖上空からの富士川河口
蒲原上空からの由比、清水方面
(写真左上)富士川河口沖からの富士山。高度はあまりありません。こんな場所から見る風景は初めてですからいつもとは違った富士山を見る事が出来ました。

(写真左下)今日、御世話になった友人の牧田くんと機体。やはりグライダーは翼だけは大きい。ここから元の位置までは車で引っ張って行きます。
今日は御世話になりました。

(後記)グライダーに乗るなんて初めての経験でした。今日は空も静かでしたがかなり酷いときもあるようです。何と云っても音の無い空の世界がサイコーです。
「やってみようかな〜〜」。たのしいでしょうねぇ。

やはり最後に山の写真。右奥から甲斐駒ガ岳、鳳凰三山、北岳、間ノ岳、農鳥岳と南アルプス北部の主峰が一望できました。富士川の滑空場から旨くいけば南アルプスの上空まで行けるそうです。「へぇ〜〜!」。凄い景色が拝めるんでしょうね。

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