ミニ1泊旅行
2003.5.4〜5


奈良井宿の古い家並み



 何も予定の無かった今年のゴールデンウィーク、それでも何処かに行こうと言う事でいつも一緒に出掛ける近所の御夫婦と行く事になりましたが、残念ながら奥さんの方は行けなくなり、私達夫婦+(近所の夫婦マイナス奥さん)の3人で気の向くままに出掛ける事になりました。そんな話を我が「洒落倶楽部」部長の家に行って話をしたらこちらも奥さんの生家のある長野県に墓参りに行くとの事。旅館も取ってあると言うので、急遽、追加の予約を取ってもらい、その旅館で落ち合うことになりました。行動は別々で夜だけ旅館で一緒にと言う計画です。
 清水IC〜袋井IC〜春野町〜秋葉神社〜秋葉ダム〜佐久間ダム〜水窪町〜長野県天龍村、平岡。水窪から天龍村に抜ける林道は20年ほど前にバイクで抜けた事のある狭くて長ーい山道です。ようやく天竜川に出て、ここで実家(無住の家)の除草作業をしている部長と会い、シラビソ高原へ行くといいよ、と聞き行くことにしました。近くにあるのかと思えば、これがとんでもなく遠い。片道50Kmはありそう。しかし行ってみたらこれが凄い景色。南アルプスを西側の山からみる「南アルプスの展望台」とも言える絶景ポイントでした。

 その夜は私達3人と部長夫婦、その奥さんのお母さん、と奥さんの妹さんの7人で宴会。ほぼ全員がかなり飲める人間。生ビールをさんざん飲んだあとで頼んだウィスキーのボトルも空、部屋に戻る時にはまたまた缶ビールをしっかり仕入れて来ました。

 さて次の朝、あれだけ飲んだにもかかわらず、皆二日酔い無しさすがです。部長グループはお母さんの実家の墓参りに行くと言う事で別れ、私達はとりあえず北に進み飯田、駒ヶ根を過ぎ、伊那から権兵衛峠を越え木曽の奈良井を目指します。権兵衛峠では昨日見た南アルプスのその北にある、山々(塩見、農鳥、間ノ岳、千丈、甲斐駒など)が向に見えます。直ぐ南には木曽駒、空木と続く中央アルプスの山々、山登りをやる人間にはこたえられない風景でした。

 1年半ぶりの奈良井で古い町並みを歩き、その北側にある平沢(漆器の町)でいいテーブルでもあれば買ってこようかと思いましたが、漆塗りのテーブルはどうも自分の好みには合いませんでした。結局、1膳3000円也の箸を買い(3000円の箸でカップヌードルを食べる?)帰路に。

 今回は普段通らない峠道をいくつ越えたことか! 車1台がやっと通れる林道は緊張もするけど、それなりにいい景色を見ることもでき、楽しいものでした。




初めて行った秋葉神社。山の山頂にあり、天気が良ければ遠州灘まで見えるはず。今でこそ道路も出来、資材の搬入も楽だろうが、これが建立された当時、どのようにして材料を運んだのだろうか?
聞いてみたら清水の秋葉さんとはまったく関係がないと言う事だった。
船明ダムの上にある秋葉ダム。天竜川にはその源である諏訪湖までの間にかなりの数のダムが出来ている。その全てが中部電力の発電所と言うわけではなく、電源開発公社の発電ダムの方が多い。今回いくつのダムを見たことか。それだけ、中部山岳山系には水が豊富と言う事なのだろう。この秋葉ダムは昭和33年の完成。
こちらは佐久間ダム。これも電源開発公社の発電ダム。昭和32年に完成している。ゴールデンウィークと言う事もありこんな山奥でもけっこうの数の観光客がいた。入館料無料の展示館もあり、こちらは子供連れでも楽しめる施設になっていた。写真は展示館の展望台から。
宿泊地である平岡に速く着きすぎてしまい、時間潰しに出掛けたシラビソ高原。ここから見る南アルプスは圧巻。南は光岳から北は荒川岳まで一望できる。残念ながら赤石山脈の主峰、赤石岳は陰になって見る事が出来ない。写真で見るより遙かに近く、大きく見える。ここには洒落たロッジもあり、紅葉の時期にここに泊まってみたい。南アルプスから昇る御来光は絶景だろう。
2日目に、飯田に向かう途中立ち寄った開善寺(かいぜんじ)。ここは藤と牡丹の名所。とくに牡丹は見事だった。丁度開花も今が見頃になっていた。

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