新聞編集その3

 最初のレイアウトの構想から印刷完了までは約、1ヶ月ほど掛かります。
 今回もいつもと同じようにレイアウト変更がかなり有りました。それも小さな変更ではなく入りきれない原稿を入れるために大々的な変更で、予定していた変化のあるレイアウトが台無しになってしまいました。次回からは文字数の制限を厳格にしなければと大反省。自分達で書き上げる原稿はかなり厳しく出来ますが、依頼原稿についてはお願いしている事もあり、なかなか難しいところがあります。

Illustratou を使っての編集がほぼ終了。余分な横罫をカットしたり、各段の行を最上段から最下段まで揃えたり、細かい修正をする。修正が済んだところで一度印刷してみて写真の色合いや、透かしの濃度などを確認。問題があれば写真を補正する。画像自体は紙面に埋め込んであるわけでなくファイルにリンクさせてあるだけ。この為に、写真の修整が済んだ時点でその変更は紙面上でもリアルタイムで更新される。すべてがOKなら紙面データをPhotoShop形式で書き出し、Illustrator での作業は終了。

画面はIllustrator に似ているがこれはPhotoShopで読み込んだところ。PhotoShop はペイント系のソフトだから一般的なプリンタで綺麗に印刷できる。両ソフトとも同じ会社(Adobe)の製品のためにデータの受け渡しは非常に旨くいく。操作も統一されており、機能の割に使いやすい。新聞編集でのPhotoShop の役割は写真やカットの解像度変更やサイズ変更、色の補正。それに最終の印刷。

レーザプリンタ(FUJI XEROX)を使って印刷。A3100枚ともなるとインクジェットプリンタでは役不足。A4サイズなら白黒26枚/分 カラーで3枚/分の印刷スピードがあるが、それでもA3両面で100部ともなると1時間以上かかる。インクでなくトナーを使用しているから出来上がった新聞の耐候性はかなりあると思われる。配布した新聞が10年経ったら真っ白なんて事にはならないはず。20年後、30年後でも思い出しながら読むことの出来る物を残しておきたい。

これであとは一戸一戸に配るだけ。
配布は以前は部員の一人に夕刊と一緒に分けて貰っていたが、今年から
自分達で分けようと、分担して行っている。
しかし、最近皆さん忙しいのか配布時には人が集まらない。
結局今回も二人で分けることになりそうだ。

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