平成16年5月3日〜4日

今年のゴールデンウィークは何も予定は無かったのですが、富士川のグライダーのメンバーが長野県の霧ヶ峰に行っているので、霧ヶ峰経由でブラリと出掛けてみました。残念ながら霧ヶ峰は名前の通り霧が出て3日は飛べなかったようです。あわよくば体験飛行でもと思っていたのに残念!初日はそのまま志賀高原のホテル?へ。2日目はかねてより行ってみたいと思っていた戸隠神社へ。ゴールデンウィークという事だけあり、どこも混雑しています。生憎の雨模様の戸隠でしたが、かえってその荘厳な雰囲気を感じる事が出来ました。しかし、2日間で750kmは疲れました。

武石村ともしび博物館
武石村ともしび博物館
所在地 長野県小県群武石村

美ヶ原の北側にある武石村。この村を通り上田に出ようとして、見かけた「明かりの博物館」。
江戸時代あたりからの照明器具の展示をしていました。建物は立派でしたが展示物は期待したほどの物ではありませんでした。器具だけでなくその燃料に関する展示もあればもっと楽しめるかも。

志賀高原・高天ケ原
宿泊は前日インターネットで探してようやくとった志賀高原にあるホテル。ホテルの前はスキー場でスキー客が多い。標高の高い所ではスキーもまだまだ出来るのでしょうが、まさかこの時期、車横付けで滑れるところがあるとは思いませんでした。宿泊客は皆さん顔はまっくろ。

潤満瀧
所在地 中野から草津へ抜ける国道292号線脇の駐車場から徒歩3分

潤満瀧、これで「かんまんたき」と読みます。
国道脇の展望台の先数百メートルに見えます。
高さ 107m
幅   20m
展望台(滝見台)にある石碑には若山牧水が「静かなる旅をゆきつつ・草津より渋へ」の中で語ったこの滝の印象が記されていました。

志賀高原ホテル
所在地 志賀高原丸池

30年ほど前に一度泊まった「志賀高原ホテル」。残念な事に1999年に営業を停止したようです。昭和12年に建てられた木造4階のホテルで、戦後の昭和21年には進駐軍に接収され、その後京都ホテルが買い取り営業していました。泊まった当時はドアも黒光りした木製で真鍮製のドアノブはピカピカに磨き上げられていました。建物は今後記念館として残されるようです。

民俗資料館「豪雪の館」
所在地 長野県下高井郡山ノ内町


現存した豪農の家を移築し資料館として展示しています。建築年代は150年ほど前と云いますからそんなに古いものではないようです。切妻の家ですがそれがいくつか重なって洒落た形になっていました。GWといってもこうした所は空いています。

須坂クラシック美術館(元 牧 新七家)
所在地 長野県須坂市東横町

須坂は明治から昭和にかけて生糸の町として栄えた町です。これは銀行や製糸業で財を成した牧家の家を市が買い取り現在はクラシック美術館として使われています。作りは贅を凝らしたもので、当時の豪商の財力を感じます。ここは道路が通る予定だったところ、計画を変更して残す事になったとの事でした。

戸隠神社・中社
今回の一番のお目当てだったのがこの戸隠神社。戸隠神社は「奥社」「中社」「宝光社」「九頭龍社」「日之御子社」の五社からなっています。奥社はかなり歩かなくてはならないので、今回は中社と宝光社の二社巡りになりました。歴史は古く縁起によれば嘉祥二年(849)といいますから今から1200年ほど昔。
戸隠山への山岳信仰から始まったこの地に寺ができ宿坊ができて人が集まるようになり、明治の神仏分離により、三社がそれぞれxx院からxx社へ名前を改めています。

「天照大神」が天の岩戸に隠れた時、外で「アマノウズメノミコト」がストリップダンスを踊り、興味を持った天照大神が岩戸を少し開けたところを「アマノタジカラオノミコト?」が岩を持ちあげ投げ、天照大神を引きずり出し、はれて暗闇だった世界に光が戻ったというくだりがありますが、この「アマノタジカラオノミコト」の投げた天の岩戸が日本の真ん中あたりまで飛びそれが戸隠山になったという伝説が戸隠にはあるようです。なんとも壮大な話ではありますが、とんでもなく大きな杉の木を見ているとそんな神話も「なるほどね。」とうなずいてしまいます。
奥社の祭神はこの「アマノタジカラオノミコト」になっています。
戸隠山にも一度登ってみたいものです。


戸隠神社・宝光社
戸隠と云えば「戸隠蕎麦」。門前には至る所に蕎麦屋があり、食べるものはソバしかないのでは?と思えるほど。この日は生憎の雨でしたが、かえって荘厳な戸隠の雰囲気を味わえました。ただ、門前の人混みは凄いです。ガイドブックにのっているソバ屋なんて行列です。ゴールデンウィークなんだから当然かな。

鯉のぼり・鬼無里
そのまま同じ道を長野市内まで降りてくるのもつまらないので、鬼無里経由で白馬に抜けてみました。写真は鬼無里で見かけた鯉のぼり。こうした鯉のぼりはどうも全国的にはやりのようです。

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