小池新道 〜 鏡池


小池新道入り口からいよいよ本格的な登りになる。登山道入り口は崩壊しているため迂回路を廻る。石がゴロゴロしている何とも歩きにくい道。天気もよくなり夏の日差しが暑いの何の。沢の上を見上げるとウンザリする急登が続いている。あまり見ない方がよさそうだ。

これから登る先を見上げたところ。今年1年増えた体重分だけ体がきつい。3週間前まではここに雪渓が残っていたという。双六小屋は一番上の尾根を越えてからまだ2時間先だ。

イタドリが原、シシウドが原を越えてようやくたどり着いた鏡池。いきなりこの風景が目の前に広がる。標高2300mにある小さな池だ。名前の通り鏡のような水面に槍ヶ岳、穂高連邦が写り絵に描いたような景色。天気も最高。

鏡池からアップで撮った槍ヶ岳。思えば去年の今頃はあの穂先に立っていたのだ。槍は登るより周りから見ていた方がいい。それも西側からの槍の形が一番いいようだ。

ここからは双六小屋まで2時間ほど。時間の余裕も気持ちの余裕も出てきて昼食後ノンビリ。腹もふくれて眠りたい気分。鏡池越しの槍ヶ岳をバックに同行の4人の記念撮影。いつもの事ながら自分が写っている写真は少ない。鏡平山荘はすぐ横。