幻の毒荏を探して
2003.5.25

3月に焼津へ市の天然記念物に指定されている毒荏(どくえ)の木を見に行きましたが、その時は時間の余裕もなく、見る事は出来ませんでした。そこで、5月25日(日曜日)改めて出直してみました。洒落倶楽部のメンバー皆で行く予定が当日は地区の体協行事(父親ソフトボール・婦人バレーボール)の大会が絡み、結局私一人での焼津行きとなりました。来週は八ヶ岳登山も控えていることだし、まぁ、足慣らしのつもりで出掛けてみました。


150号バイパスのトンネルを越え直ぐに右折。花沢の集落に入ったら地元の若い人達が何人かいたので、登山口を聞いたところ分かりにくいからそこまで案内してくれる事になり登り口までは先導付きで行くことが出来ました。親切な皆さんでした。感謝、感謝。しっかりと登山靴に履き替え、いざ出発。30分程で目的の毒荏の木に巡り会うことが出来ました。さすがに大きい。根本の直径は1m近くあります。周りには種が落ち自然に生えた小さな毒荏の苗が十数本ありました。

写真左は焼津市の天然記念物に指定されている毒荏の木。写真右は広瀬で見つけた毒荏と思われる木。全く同じ木です。ようやく広瀬の毒荏らしき木も本物だと確認が出来ました。大発見です。


帰って来てミニコミ誌「せまいがひろせ」の原稿(毒荏について)を書いている最中にうちのカミさんが花の咲いた小枝を持ってきました。「うそーーッ、」なんと手にしていたのは毒荏の小枝、それも花が満開です。何処にあったのかと聞いたところ我が家の墓の真ん前にあったとの事。「俺、それを見に今日はわざわざ焼津まで行って来たんだぞ!!」
広瀬の昔の事に感心を持ち、その昔広瀬の生活を支えてきた毒荏を散々探した挙げ句、それが我が家の墓の前にあったとは.....。藤のツルが絡まっていて今迄気が付きませんでした。
墓の前とは... 何か因縁じみた物を感じてしまいます。

左2枚は我が家の墓の前にあった毒荏の木の花。右は焼津の毒荏の木の下に落ちていた毒荏の実。この実の中にある種を絞って毒荏油(桐油)を採取していた。


婦人バレーボール・父親ソフトボール大会
同じ25日、庵原地区体協主催のバレーボールとソフトボールの大会が行われました。いつも出ると負けの広瀬チームでしたが、今年はどちらも悲願の1勝を上げることが出来、慰労会は盛り上がったようです。競技の成績より和気会々の慰労会を持つ事の方が遙かに意味のあることと思います。何はともあれ、おめでとう!

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