霧氷の十枚山
1月5日
今日(1月5日)、休み続きで体を少しは動かそうと静岡市の北部にある十枚山(標高1719m)に登ってみました。
昨年の骨折以来の山登りです。朝7時出発。8時過ぎに登山口到着。8時20分に登り始めました。十枚の山頂付近が見える辺りまで来ると山頂付近は真っ白。どうも雪では無さそうです。次第に木々も白くなり始め、ナントこれが霧氷です。「おーー、ラッキー!!」。尾根まで出ると木々は真っ白です。以前、3000m級の山で見た事がありますが、これほど見事な霧氷は初めて。多分、昨夜のうちに出来た物なのでしょう。青空に浮かぶ、真っ白な霧氷に覆われた木々はまるで作り物のようです。昨日ではダメだったろうし、明日でもダメだったでしょう。偶然とはいえ絶妙のタイミングでの山登りでした。
辺り一面真っ白な木々に囲まれていると別世界に来たようです。
霧氷の着いている方向は全て北西側。これって、風の当たった方に着くのか?それとも枝の風下側に着くのか? 
風上側に着くのもおかしいようですが、でも、今の時期南東からの風なんて吹かないですね。やはり、風の当たった方向に成長するのかな?
真っ白な木々は昨年の春見た「なんじゃもんじゃの木」のようです。
(写真下)今日は富士山も午前中はクッキリ見えていましたが、午後になるとガスに隠れてしまいました。カミさんと娘は御殿場に行っていましたが、御殿場からは富士山は見えなかったそうです。これまた、ラッキーでした。
尾根から東側を見ると眼下に山梨県の南部町が見えます。少し南には篠井山、その南にはセンチュリーゴルフ場。残念ながら駿河湾までは見えませんでした。
(写真上)登山道はずっとこんな感じ。風が吹くとサラサラと霧氷が落ちてきます。それが溜まって登山道は雪が積もったよう。今迄ずっと見通しの利かない林の中を登ってきた疲れも忘れます。

(写真下)十枚山と下十枚(甘津山)との鞍部に出たので、分岐点にリュックを置き、身軽になって甘津山に登ってみました。霧氷はこちらの方が綺麗。向こうに見えるこれから登る十枚山の霧氷は消えてきてしまっています。南から見ると北の方に三つボコボコボコって山が見えますが、一番北側のボコ、がこの甘津山。この南の方には青笹山、真富士山と続いています。

(写真下)ようやく到着、十枚山・山頂(1719m)。何とか登れて、少しは体力に自信回復。昼食は途中のコンビニで買ってきたラーメン。一緒に行った相棒(禎久さん)がコンロと水を持ってきたので、お湯を沸かして5分で出来上がり。「旨〜〜〜い!!」。持ってきた水は2リットル。使ったのは1リットル。結局半分(1kg)は無駄になりました。ご苦労様でした。
1年半ぶりの山登り。それも骨折以来初めてです。登れるのかどうか心配もありましたが、ゆっくり登ったおかげで何とか十枚山山頂まで持ちこたえました。年始め早々にこんな景色を見ると今年は何か良いことがあるような気がしてきます。この近くの青笹山に登ったときも辺り一面銀世界の景色を見る事が出来ました。どうもこのあたりは相性がいいようです。
さて、今年は去年行けなかった「赤石岳」。
夏までに体力をつけなくては!!

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