春爛漫
4月6日

4月に入りあちこちで花の便りが聞かれますが、今年は何故かよそに較べて遅かった静岡市清水地区内の桜もようやく満開状態になりました。そこで、市内をノンビリと廻ってみました。どこもかしこも花、花、花です。
写真上)毎年見事な花を着ける近所の吉久くん宅のしだれ桃。赤・白・ピンクの3色の花が絶妙のバランスです。植えてからは20年ほど経つと言う事です。
写真右)庵原川土手の桜並木。この桜も毎年綺麗に咲きます。土手ののりも綺麗に整備されているのでほんとに綺麗です。入学式帰りの親子が記念写真を撮りに来ていました。
写真左)上の同じ庵原川土手の桜です。このような遊歩道が整備されています。

写真下)お得意さんのクリーニング屋さんの店先。このお店の奥さんは花が好きで、毎年店先に見事なプランターを使った花壇を作り上げます。遠くから見てもここだけが華やかに目立ちます。遠くからも見に来る人もいるとか。

写真下)清水では有名な大沢川の桜並木。この大沢川沿いにはかなりの本数が植えられていますが、このあたりが一番揃っています。樹齢もかなりの年数になると思うような大きな桜ですが傷みがまったく来ていません。

写真右下)広瀬内のお茶の芽も少し伸びて来ました。新茶シーズンも間近です。天気が不安定で今年は遅霜が心配になります。

当、広瀬地区内にも桜の名所もあります(した)。40年ほど前開墾した農場内を走っている農道沿いに沢山の桜の木を植え、数年ほど前までは桜トンネルが出来る程の見事な桜でした。しかし、狭い農道の脇に植えた桜の為にジャマになる枝を頻繁に切り落としていた結果、桜の木には付き物の「テグス病」が蔓延し、花を着けない枝ばかりになってしまい(感染した枝は花を着けない)かつての面影はありません。何をしようにも手の施しようが無いところまで酷くなってしまっています。桜の木が人を集めるのは40年経ってから、と聞きましたが、当地区の桜は40年でアウトになってしまいました。惜しい事です。
実は今日「日本平」の旧道を山頂まで上がってみましたが、ここの桜もテグス病で全滅状態でした。かつての「桜の花越しに富士山を見る」なんて事は無理のようです。もう、切り倒し苗木を植えるしか手立ては無いようでした。
広瀬の現在の桜の状態。テグス病に感染すると一個所からホウキ状に枝が出ます。この感染した枝は花を着けずに葉芽しか着けませんからご覧のような葉桜状態になってしまいます。初期のうちに枝を切り落としその枝を園外に運び出し切り口に殺菌剤を塗っておけばある程度は止められるようですが、ここまで来ると手の施しようはありません。土手の桜が綺麗に咲くのはあまりジャマになる事もなく枝を切る事が無いためと思われます。昔から「桜切るバカ」と言いますが、こんな理由からかも?。

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