かりがね祭り

10月5日の夜、2夫婦でまだ痛い足を引きずりながら富士市で行われる
かりがね祭りに出掛けてみました。毎年行っているお祭りですが、
何度見ても迫力があります。

 昔から富士川流域では盆の送り火や川施餓鬼として各地で行われていた火祭りだが、現在では大規模に行われているのは南部町の火祭りくらいになってしまっている。

 富士のかりがね祭りはかつては水神さんのお祭りとして行われていたが、しばらく途絶えていたものを、竹下首相が行った「ふるさと創世資金」を利用し十年ほど前から復活したお祭りだ。

 十数メートルある棒の上にある籠に、松明に縄を巻き付け、その縄を振り回して投げ入れるのだが、自分では何回やってみてもその高さまでは届かなかった。縄を離すタイミングも難しく、下手をすると後ろに飛ぶ。前からは対面からの松明が飛んでくるし、気を付けないと火のついた松明の直撃をくらう。
 1本でも入れば籠の中に火が燃え移り、最終的には中に仕込んだ灯油と共に籠が崩れ落ちる。この時の火の勢いは、目の前に炎の壁が出来た感じで、50m程離れていても熱く感じる。
 3基の櫓が燃え落ちると花火が始まるが、富士川の土手に寝ころび見る真上の花火は迫力があった。

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