初飛行
2004.2.8
グライダーの初体験から1ヶ月も経たないうちに訓練初飛行となりました。
2月8日、グライダーの操縦ってどんなものなのかと大きな期待と小さな不安を持ちながら家を出発。富士川滑空場までは15分ほどで到着。メンバーが集まったところでトレーラーに分解され乗せられている機体を滑走路まで運び、組み立てます。
機体は胴体、左右翼、尾翼の4つに分解されています。これを組み立て、操縦桿(スティック)からのリンケージを繋げ完成。2座の機体1機、単座を2機組み立てようやく飛ぶ準備が出来ます。
復座の機体ASK21は翼も大きくかなりの重さがあります。これを胴体に差し込み固定しますが、やはり持つには左写真くらいの人数が必要。

組み立ても自分は殆ど手を出せません。というより、何も分からない自分が手を出すわけにもいきません。皆さん「分からないうちは見ていればいい。」と言うのでそれに甘えてます。

こうして組み立てが終わったのは10時過ぎでした。

胴体にはこんな風に差し込んでピンで留めます。何か頼りなげですが、左右の翼が繋がってかなり頑丈との事でした。
11時35分「杉山さん、乗って下さい!」。いよいよ自分の初フライトです。周りの人にいろいろ手伝って貰いようやく準備完了。11時45分、曳航機に曳かれ大空へ。この間と大きく違うのは自分が前席に座っている事。やはり後席とは景色が違います。でも、今日は景色を楽しんでいる余裕なんてありません。地上650mでリリースレバーを引き曳航ロープを外し離脱。教官の「相原さん」は何とか高いところに上がろうとしていますが、いい上昇気流も無く、700mくらいからの練習開始です。「あの雲に向かってまっすぐ飛んで見て下さい。」、「えー!!、俺がもうやんの!!?」。車と違い近くに何もないから機体の姿勢が変わってもなかなか分かりません。あ、少し向きが変わったかなと思う頃にはかなり方向がずれています。治そうとするともう蛇行運転。知らないうちに機首が上を向いていたり、下を向いてスピードが上がってしまっていたり、まぁ、何とも旨く動いてくれません。機体は徐々に高度を落とし、結局27分間の初フライトでした。感激!!!

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