三俣蓮華岳(2841m) 〜 双六岳(2860m)


三俣蓮華岳山頂
三俣山荘で昼食を済ませ、アイスクリームを食べ北アルプスの最深部まで来てもアイスクリームが食べられること自体、何かおかしい)さっき下ってきた道を登り始める。三俣山荘でビールを飲んでしまったので足の運びも重ーーいのだ。(ビールがあるのも凄い。でも最近の山小屋は生ビールもある)
ほどなく三俣蓮華岳山頂に到着。思えば去年、同じメンバーで槍ヶ岳に登ったとき西に見えた緑の綺麗な三俣蓮華岳を見て来年はあそこに行こうよ!と話したのが昨日の事のよう。
遙か東?にみんなでそう話した槍ヶ岳が見える。
ここからは朝来た道の上にある稜線ルートを双六岳に向かって歩く。時間的にも余裕があり、ノンビリのハイキング気分。緩やかな稜線を景色を楽しみながら双六岳を目指す。北アルプスは森林限界を越えると岩ばかりの色気のない風景になってしまうものだが、この一帯は山頂付近まで緑があり、疲れを忘れさせてくれる。

午後のこの時間、双六岳山頂から槍ヶ岳を見れるのだから天気は嘘みたいに安定しているようだ。考えてみれば昨日新穂高温泉を出てからはづっと晴れ続き。天気には恵まれていた。
朝から見えていた槍もこの写真を撮った直後ガスがかかり見えなくなってしまった。

去年はみんなであの尖った一番上に登ったんだよなぁ。ここから見る尖り方を見るとどうやって登るんだろう?って思うけど。

写真下左)双六岳山頂。後にさっき登った鷲羽岳やその奥には水晶岳が見えている。水晶岳には水晶が生えているって話していた人が居たが、本当?


三俣蓮華岳から双六岳への尾根道

双六岳山頂にて
まさか夫婦で双六岳の山頂に立つとは数年前までは考えられなかった光景。しかし、これが最期の夫婦揃っての登山になりそうだ。


双六岳からの槍ヶ岳
3日目は1日目に来た道を逆に下るだけ。しかし考えただけでウンザリするほどの距離がある。何とか何事も無く新穂高温泉に到着すれば、と思っていたら、何と3日目の下山中、何でもない所で同行の女性が転倒、見てみると手首が伸びてしまっている。ゲッ、脱臼、骨折?。来る前に覚えたばかりの応急処置をし下山。携帯が繋がる所まで来た所で我が妹に連絡し松本市内の救急病院(運悪く日曜日)を探させ、その電話番号を車のナビにセットして病院まで連れて行って貰う。こういったところは便利な世になったものだ。  

結果? 立派な骨折でした。それも間接付近で単純ではない場所。結局彼女はこれから数ヶ月間その治療で苦労することになりました。チョットした不注意だったのでしょうが、やはり最期まで気を抜いては駄目ですね。

3日目の写真は無いためにこのページはこれで終了となります。3日間天気には恵まれました。実はこのページ、後半部分は平成15年の5月の末に作ったため、記憶もおぼろげになってしまっています。文中の記述も実際とは違う部分があるのかもしれません。

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