嵯峨塩温泉
所在地 山梨県塩山市牛奥
泉質  単純泉

ようやく着きました。今日の宿「嵯峨塩館」。この宿も全国秘湯の会の会員になっていますからまたスタンプが一つ増えます。建物は古い材料を使って古民家風の造りになっています。標高は1300mもあると云う事でかなり涼しいです。

建物の中は新穂高の「槍見館」によく似ています。ロビーもなかなか洒落ていました。部屋に案内され入ってビックリ。何とも広い客室です。どうも一番高い部屋を取ってしまったようです。座敷が12畳、その横の板張りの部屋が8畳、入り口の踊り場が8畳。ここへ二人では何とも贅沢な空間です。床の間も着いていて、立派な掛け軸が掛かっていました。
部屋の建具も古い物をリサイズして使っていますが、これがまた見事な物。
それにしても涼しいです。浴衣一枚では寒いくらい。カミさんは半纏を着る始末。下界の暑さがウソのようです。
この日は空いていたようで風呂に入っていても誰も来ません。露天風呂と内湯を独り占めの贅沢な時間でした。
おまけに翌日の出発時には大きな桃4個のお土産付きです。秋の紅葉は見事なものでしょう。そんな時期にもう一度来てみたいと思ういい宿でした。お勧めです。

栖雲寺

天目山 栖雲寺

嵯峨塩温泉と景徳院の中間ほどにある栖雲寺。自然石の庭があると云うので寄ってみました。見た目には大きな石が斜面にゴロゴロしているだけのようですが、これは回りにある土を洗い流して露出させて作った庭との事でした。大きな石には線彫りの磨崖仏もありました。昔、僧の修行の場として使われたそうです。
その昔は武田氏の菩提寺として使われていた時期もあり、境内には武田氏10代 信満公の墓もあり、信玄公が使ったと伝えられる軍配なども所蔵しているようです。

見るところは見て、今日はお昼までに帰らなくてはなりません。来客の予定もあり、また明日からの登山の支度もしなくてはならず、早々に帰途につきました。(結局登山は順延になりましたが...。)甲府盆地には今までも何回となく出掛けていたのにまだまだ知らない所がありそうです。しかし、甲斐の国では何処に行っても武田氏がらみの史跡になるようです。

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