2005年3月8日

さて、今日は3日目。ウトロから釧路までの移動になるが、途中の予定をたててありません。と言うのも丹頂鶴を見たくても情報があまり無かったのです。現地について聞いてからと思っていたので、斜里で乗る列車の時間だけ決めただけでした。普通列車だから予約も必要なく、とりあえずウトロから路線バスで「知床斜里駅」へ。この駅で聞いてみてもどうもハッキリした事が分かりません。それでも駅員さんが親切にいろいろ調べてくれました。空席はないと思っていた「標茶」→「釧路」間のSL「冬の湿原号」の指定席がとれ、「ラッキー!!」。でも鶴はどうなるのでしょう?

□ ウトロ→斜里→標茶
朝は昨日とは違う暗い空。雪が舞っています。この天気では丹頂鶴が見れたとしても写真撮影は厳しそうです。それにしても丹頂鶴は何処へ行けば見れるのでしょう。未だにハッキリしません。 今回初めての普通列車。今日は釧網線で南へ進みます。この列車1両で、しかもワンマン車。無人駅もありますから運転手さんは結構忙しそうです。

□ 鶴の居る「鶴居」へ
タンチョウサンクチュアリ
(鶴居村)


どうも鶴居へ行けば丹頂鶴は確実?に見られるようなので、タクシーで行こうとしたらタクシーなんていません。TELで呼んだタクシーの運ちゃんに「1時間半で戻って来たい。」と言ったらこのタクシーの飛ばす事!。かなりガタの来ている車で凄いスピードです。30分程で鶴居へ着いてみると「おーー、いるいる!」さすが地名に負けていません。もの凄い機材をセットしたカメラマンが並んでいます。レンズも高価そうなものを付けています。朝から狙っていると言うのですからさぞかしいいショットが撮れた事でしょう。
真っ白な雪の中の丹頂鶴はほんとに綺麗です。持っていった望遠レンズ(300mm 480mm換算)の手持ちですから少々苦しい。それでも朝ウトロでは雪の降っていた天気もここでは真っ青な空の快晴でした。今回の旅行の2大目的、流氷と丹頂鶴を見てしまいましたから自分にとって残りは付録みたいなものです。今度は夏の釧路湿原に行ってみたいものです。
帰りは事故っても困るので標茶へ戻るのは止め、一番近くにある塘路駅まで行って貰う事にしました。かえってこのコースの方が良かったみたいで、釧路湿原の中を走る事になり雄大な景色を堪能できました。

写真1 写真2 写真3 写真4 写真5

サンクチュアリライブカメラ


□ 釧路湿原→塘路駅へ

写真左)釧路川。ここをカヌー下りは素晴らしいそうです。
写真右)塘路駅

□ SL冬の湿原号(塘路→釧路)
塘路駅で暖かいコーヒーを飲みながら20分程待っているとSLがやって来ました。ホームに出て望遠レンズで見てみると何とも変わった形のSLです。ホームに着いて分かりました。機関車が後ろ向きで引っ張っていたのです。「アリャ、!」。釧路→標茶、方向でないと格好良くはとれません。正方向なら最後尾車に外部デッキがあり、そこから周りを見ながらと言った事も出来たのですが、まぁ、仕方ないでしょう。この列車にはダルマストーブを備え付けた車両もあり、このストーブでスルメを焼いて酒を飲むのが人気なのだそうです。なかなか雰囲気のある列車でした。このSLで雪の釧路湿原を突っ切って釧路に到着です。

□ 釧路到着
釧路についてホテルにチェックインし、ようやく遅い昼食です。近くに「和商市場」という結構有名な所があり行ってみました。海産物を売っていますが、ここで有名なのは「勝手丼」。客が好みの物を乗せて海鮮丼を作るといった方式なのですが、ガイドブックに載っているような豪華な物を作ってしまうとすぐに2千円オーバー。でも自分たちのは遠慮しすぎて少々貧弱でしたが、ウニやイクラなどの材料の味はさすがに旨いです。

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