双六岳(2860m) 三俣蓮華岳(2841m) 鷲羽岳(2924m)

平成13年8月18日〜20日

鷲羽岳から望む槍ヶ岳 穂高連峰 双六岳 三俣蓮華岳


8月18日
新穂高温泉 〜 ワサビ平 〜 秩父沢 〜 シシウドが原 〜 鏡平 〜弓折岳鞍部 〜 双六小屋

8月19日
双六小屋 〜 中道分岐 〜 中道 〜 三俣山荘 〜 鷲羽岳 〜三俣山荘 〜 三俣蓮華岳 〜
稜線コース 〜 双六岳 〜 双六小屋

8月20日
往路を下山


1日目
睡眠不足の初日

早朝3時半、新穂高温泉に到着。眠るためにウィスキーを飲み何とか寝ようとするがなかなか寝付けない。結局2時間ほどの睡眠しかとれなかった。「あーあ、こりゃ今日は大変だぞ!」と思いながら身支度を整え、まず最初の目的地、ワサビ平小屋を目指す。しばらくは平坦な林道歩きが続く。朝はガスっていた山も天気が良くなってきたようで快晴。そのまま林道を進み秩父沢の分岐から小池新道を登り始める。ここからは本格的な登山道になる。大小の石が転がっている沢登りだ。イタドリが原、シシウドが原を経由し鏡平を目指す。石だらけの山道は結構体にこたえるがそれでもお昼近くにようやく鏡池に到着。目の前にいきなり槍ヶ岳から穂高連邦の山並みが現れ、それが鏡池に逆さまに写っている。この風景は感動ものだ。今までの疲れが吹き飛ぶ思い。ここで槍を眺めながら鏡池の畔で昼食。あーーーっ至福のひととき。鏡池のすぐそばにある鏡平山荘に立ち寄るとなんとここにはかき氷があるのだ。「ウッソー なんでこんな所にかき氷?」思わず「氷レモンひとつチョーダイ」。またまた至福のひととき。ここまで来れば登りは残り1時間ほどで、そこを過ぎれば下りになるはず。そう思いながら昼食を詰め込んで重くなった体を上へ上へと持ち上げていく。弓折岳の鞍部に出ると遙か下に鏡平山荘が見え、そのむこうには槍、穂高がそびえ立っている。西側から見る穂高から槍の山並みは垂直の岩の壁だ。「わおーっ、凄い景色。」 ここから今日の宿泊、双六小屋までは尾根歩き。周りの山並みを眺めながらの楽しい縦走だ。しばらく進むと遙か向こうに赤い屋根の双六小屋が見えた。いささかバテ気味だった体に力が沸いてくる思い。双六小屋到着。「あーーっ、着いた、もー歩かなくていい!!」。今日3度目の至福のひととき。宿泊の手続きを済ませ(混んでいる筈だったのがナント個室が確保できた。)外で北に見える鷲羽岳を肴に生ビール。カンパーイ!! 「うーーーんっ 旨い。」。いつもの事ながら山小屋に着いてからのビールは最高。このために苦労して登ってきたような物。今日4度目の至福のひととき!! 今日は早く寝よう!!。


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