徳栄山 妙法寺
山号は徳栄山または小室山。
本尊は大曼荼羅となっている。
予定には入っていなかった寺だったが、休憩を兼ねて寄ることになった。国道52号線の鰍沢を過ぎたところで左の山に入っていく。途中かなりの急坂もあるが、そこを過ぎると突然大きな山門が現れる。こんな山の中には不釣り合いなほどの立派な門である。山門は山梨県下では身延山久遠寺に次ぐ大きさを誇る。

江戸時代の由緒書に拠れば、妙法寺の前身は持統天皇7年(693年)に役行者による開祖伝承を持つ真言宗寺院であった仁王山護国院金胎寺で、現在でも真言宗寺院であったことを示す笈(おい)が残されている。鎌倉時代の建治元年には住職であった日伝が日蓮と法論した後に弟子となり日蓮宗寺院に改宗している。
戦国時代の永禄年間には甲斐国守護武田氏より寺領が寄進され、諸役免除も得ている。そののちも武田氏滅亡後に甲斐国を領した織田・徳川氏や豊臣系大名からも禁制を受けており、寺領も安堵されている。江戸時代には歴代将軍から朱印状を得ている。