トルコ4日目 カッパドキア

カイマクル地下都市、ウチヒサル、ギョレメ、ゼルベ、ユルギュップ







ウチヒサル

よくも掘ったり、と思うほどの穴だらけ。城塞の中には入れるらしいが今回は残念な事に工事でこれ以上進めなかった。



3人姉妹

ユルギュブにある3人姉妹と呼ばれる奇岩。傘になっている岩も落ちてしまいそう。





カイマクルの地下都市

中はこのような迷路。穴を一つ間違えたら出れそうもない。陽の当たらない生活とは一体どのようなものだったのだろうか。今となっては想像も出来ないが、あまり楽しいものではなかったことだけは確かだろう。





ゼルベのキノコ岩

ここは傘をかぶっているタイプ。丘の上からの景色は絶景。思えばずいぶんと遠くへ来たものだ。岩の色も白い部分があったりコゲ茶の部分があったり、いかにもキノコに見える。


陶芸工場

カッパドキアは焼き物の産地でもある。チョット贅沢をして少しだけ高価な皿を買い物。これが今回最高の買い物になった。


陶器屋さんの前で焼きながら売っていた食べ物。小麦粉を薄く焼いたもののようだったが。何人か買っていたが味はどうだったのか?

 
ウチヒサル

 今日は天気も良く暖かそうだ。ホテルを出てまずはウチヒサルへ。途中ハトの谷と呼ばれる奇岩の谷があり、奇岩に掘られた穴を住みかにするハトがいるらしい。地の痩せたこの地方ではハトの糞を集めて肥料にし、ブドウを育てているとの説明。本当?

 ウチヒサルへは道路が工事中らしく、近づく事が出来なかった。城塞の中は登ることが出来、ここから眺めるギョレメ・パノラマは絶景と云うのに残念!。

 しかし、柔らかい岩とはいえよくもまぁ、あれだけの穴を掘ったものだと感心する。アナトリア文明はかなり早い時期から鉄器を作る技術を持っていたと聞いたことがあるが、そうした道具がこの辺りにも普及していたのかもしれない。それにしてもよく掘ったものだ!


カイマクル地下都市

 紀元前400年頃にはすでに記録に残っているという岩窟住居。小さなものではなく、通風口は各階に通じ、教会から学校、厨房、食料庫、おまけにワイン工場まである。多いときにはこの中で20,000人が暮らしていたと云う。
 
 蟻の巣のように地下にのびた地下都市は現在地下5階まで見学できる。通路は極端に狭い所もあり、停電で迷子になったら出れそうもない。通路の所々に通りを遮断して敵の侵入を防ぐ為の丸い石が置いてある。
 発祥や歴史には謎が多く、何のために作られた地下都市なのかははっきりとした事は分かっていないようだ。
 地下都市はカイマクルだけでなく、デリンクユ、マズキョイ、オズコナック等にもあり、見学もできるようだ。



ギョレメ

 朝いち見たウチヒサルの城塞を反対側から見ながら先に進むと、ギョレメの奇岩が乱立する一大パノラマを見ることが出来る。あちこちにニョキニョキと岩が生えてきているように見える。
 洞窟レストランで昼食をとった後、ギョレメの屋外博物館に到着。天気が良いので暑いくらい。

 博物館内の洞窟にはキリスト教の教会が数多くあり、ギョレメ谷全体ではその数は30以上になると言う。そのうちの幾つかの保存状態の良い教会でフレスコ画を見ることが出来た。保存状態の良いフレスコ画でもキリスト教後の偶像崇拝を認めないイスラム教により顔の部分は削られてしまっている。しかし、残っている部分は光が当たらない室内にあったためかなり鮮やかな色合いを保っている。
 信仰心と言う事では我々日本人の及ぶところでは無い。


ゼルベ

 ゼルベの奇岩はギョレメとは違い尖塔タイプではなく、キノコ形をしている。頭にキノコの傘を持った岩が乱立している様は異様だ。

 頭の傘の部分の岩がその下の柔らかい岩の部分を雨から守り浸食を防いだ結果がこの形だという。傘がよく落ちてしまわないものだと感心するが、これから何百年、何千年の後には落ちてしまう運命かもしれない。

 ここで世界中を自転車で旅をしている日本人の二人組にあった。日本人も大したものだ。自分自身のシルクロードをバイクで走る夢はどうなってしまったのだろう。もう、夢も叶わぬ歳になってしまった。




ツアー参加者15名と添乗員の畔柳さん現地ガイドのフセインさん