トルコ最終日 イスタンブール

ボスポラス海峡クルージング、地下宮殿、エジプシャン・バザール、ガラタ塔







出航前
これだけ大きい船にたったの10人。これでも採算は取れるのかと人ごとながら心配してしまう。それにしても今日は寒い。



ガラタ塔
船から見た新市街地方面。屋根の尖った塔はガラタ塔。


ボスポラス大橋

ボスポラス海峡にかかる大橋。この少し黒海よりにもう一つ第2ボスポラス大橋がある。



ルメリ・ヒサル

ガッチリした重量感のある建物。どうしたらこれを4ヶ月でつくれるのだろう。船はここでUターンする。帰りはアジア側の岸に沿って戻る。


トプカプ宮殿
ボスポラス海峡から見たトプカプ宮殿。
海峡を通る船の交通量はかなりの数になる。

エジプシャンバザールの中。グランドバザールに較べるとこちらは食品類がおおい。香辛料を買うのならここが一番と云うが、種類が多すぎて訳が分からない。
エジプシャンバザール


地下宮殿

メドゥーサの首の前で記念撮影。中は結構暖かい。以前は水が一杯たまっていたが今は数中cmの深さまでかい出して中を歩いて観光できるようになっている。

メドゥーサの首は2つあり、一つは横向き、もう一つは逆さ。単に柱の一部としてあてがっているに過ぎない。どこからか持ち込まれた物。


ガラタ塔より
ボスポラス海峡、その向こうにアジア


トルコ中でよく見かけるドネルケバブ。焼いた肉をナイフで削ぎ落としパンに挟んで食べる。
 

 トルコも今日の夕方まで。3時まではフリータイムだが、昨日、ボスポラス海峡のクルージングに申し込んでおいた。バスで港まで向い、船着き場で船を見たらすごい大きな船。贅沢にもこれを10人で貸し切り。おー、リッチ!!
 でも今日は太陽は見えなくてもの凄く寒ーーーい!


さて、出発

 港は金角湾に入った所にある。ここからガラタ橋の下をくぐりボスポラス海峡に出る。海峡と云っても一番狭いところでは700m程しかないから一見川に見える。ボスポラス海峡に出てからは黒海の方向に向け、ヨーロッパ側の岸に沿ってゆっくり進む。海峡の両岸は高級住宅地になっており、いかにも金の掛かっている家が目立つ。船で玄関横付けと云った家が多い。
 黒海に向かって左側はヨーロッパ、右側はアジアになる。

 それにしても寒い。外で景色を楽しみたいのだが、寒くてとても外に居られたものじゃない。暖かいコーヒーでも飲んで暖まろうとしたがあまり効果は無かったようだ。


ボスポラス大橋

 いく先に大きな橋が架かっている。これがアジアとヨーロッパを結ぶボスポラス大橋。まさにアジアとヨーロッパの架け橋だ。
 この海峡は大型船が通ることもあり、そのために橋桁までの高さはかなり高い。それでも、かってロシアの空母「ミンスク」が通る時には干潮時を狙ってもギリギリの高さだったという。
 この先にもう一つ第2ボスポラス大橋があるが、これは日本のゼネコンが参加して出来た橋と云う事だ。


ルメリ・ヒサル

 第2ボスポラス大橋のヨーロッパ側のたもとにあるメフメット2世が建造した要塞。1453年のコンスタンティノープル攻略に備えて造られた。わずか4ヶ月で完成したという。
 
 ヨーロッパ側のルメリ・ヒサルの対岸のアジア側にはアナドル・ヒサルがあるが、現在では塔と壁しか残っていない。

 船は第2ボスポラス大橋の下でUターンしアジア側の岸に沿って戻ってくる。海の向こうにトプカプ宮殿が見えるが、海から見ると戦略上絶好の場所に位置していることがよく分かる。マルマラ海が急に細くなりボスポラス海峡に入る、絶妙の位置と言える。

エジプシャンバザール

 別名香辛料市と云われるくらい香辛料の店が多い市場。何故トルコでエジプシャンバザールなのかと不思議に思ったら、その昔、エジプトからの貢ぎ物を集め設営されたことにちなんでいるということらしい。香辛料市と呼ばれるくらいだからさすがに香辛料の店が多い。
 それでも現在は香辛料に限らず日用雑貨品までも売れれているイスタンブールのおぢさんおばさんが買いに来る庶民の市場になっている。
 色とりどりの香辛料が並んでいるが、何に使うものかも分からず手は出ない。建物の裏手の通りに出ると大工用具や工事用具の店ばかりになり、見ているだけでも結構楽しめた。

 バザールの前のエミノニュの広場では焼き栗を売っている。焼き栗はガイドブックにも載っているくらいだからどれほどの物?と思い買ってみたが、やはりただの焼き栗だった。 

    
地下宮殿

 イスタンブール旧市街では地下の貯水池が何カ所か見つかっている。ここも単なる地下の貯水池なのだが、その作りが宮殿のようなので地下宮殿と呼ばれている。地下宮殿が発見されるまでは人々はこの上に家を建て床下に穴をあけて水を汲み出したり、魚を釣ったりしていたと云うから驚きだ。

 実はこの地下宮殿には是非とも来てみたかった。と云うのも、まだ中学生だった三十数年前に見た007(ショーンコネリーの時代)の映画の中でここが舞台になったシーンがあり、「凄い所があるもんだ!」 とビックリした覚えがある。当時、まだ中の水は掻き出されておらず、満杯の貯水池をジェームス・ボンドがボートで行くシーンだった。ガイドさんも007の話をしていた。

 この地下宮殿の中には柱の一部として使われている2つのメドゥーサの首がある。どちらも柱の台に使われており、一つは横向きのもの、もう一つは逆さになっている。これは深い意味が有るわけでなく、柱の足りない寸法に合わせてタテとヨコになっただけの話のようで、何処かの遺跡の一部を単なる材料として運び込んだものらしい。


ガラタ塔

 新市街のランドマークにもなっている高さ67mの塔。最初は灯台として使われていたらしいが、その後監視塔になったり天文台になったり時には牢獄として使われたこともあるようだ。

バスでそのまま帰らずに途中で降ろしてもらい寄ってみた。最上階には外にテラスがありそこからイスタンブールの旧市街から新市街ボスポラス海峡、マルマラ海まで一望できる。ここでコーヒーを飲みながら一服。
 さて、ここからどうやって帰ろうかと思っていたところ、電車で帰るのが一番と聞き、ガラタ橋を渡り、スィルケジ駅から電車に乗るためにキップを買うがこれが小さなコイン。これをどう使うのか他の乗客を見ていたらただ、改札でコインを機械に入れてやればいいようだ。無事電車にも乗れて車内で聞いた駅で降りるとそこはホテルの真ん前。ヤッタ!!。 65円で帰って来れた。



 ホテルで最後の荷造りをしてアタテュルク国際空港に向かう。帰りは成田まで11時間のフライト。今朝の寒さで風邪を引いたみたいで、何となく熱っぽい体です。
 午後5時30分トルコを飛び立ち帰路に就きました。


写真集
エミノニュの広場 焼栗 タクシム広場 ガラタ橋
ガラタ塔より 船上より


長い間このトルコの旅行記をここまで見て頂き
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